食用オイルの安全性とリスク

食用オイルの安全性とリスク

オイルや油という表現を聞くと、あまり摂取したくないものというイメージを持つ人は多いでしょう。

それはやはり油を摂ると太る事であったり、コレステロールが増えるといったことを連想するからでしょう。

食用オイルの安全性やリスクは実際の所どうなんでしょうか?

食用オイルは安全なの?

結論からいうと、食用オイルは安全です。もちろん摂取のし過ぎは問題ですが、基本的に食用オイルを使ったからすぐに太るとか健康を害するといったことはありません

むしろ健康に良い面すらあります。油脂というのは飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸とに大別されます。このうち不飽和脂肪酸のほうがより健康に良いとされます。不飽和脂肪酸の中には植物性オイルがたくさんあります。

細かく分類すると一価不飽和脂肪酸とか多価不飽和脂肪酸などいろいろあります。このうちオメガ3やオメガ9は特に健康効果が指摘され、摂取が推奨される事があります(オメガ6は十分摂取出来ている)。

オメガ3は血管を拡張して血液の巡りをよくします。また認知機能を改善したり中性脂肪を低下する作用があります。オメガ6は血中のコレステロールを低下させてくれますし、乳児の発達に大事な脂肪酸です。

オメガ9は動脈硬化や心臓疾患、高血圧の予防に効果が期待されています。また胃腸を整える働きもあると見られています。このように食用オイルは健康のために摂取した方が良いことさえあります。

トランス脂肪酸に注意

しかしトランス脂肪酸と呼ばれるものには注意です。こちらはアメリカで「安全でない」として最近一部の摂取が禁止されました。その背景にはアメリカで心臓疾患が多いからです。

トランス脂肪酸は自然にできるものもありますが、水素を添加したり高温処理して人工的に作られるものもあります。これによって臭いを除去したり常温で本来液体の油から固体の油脂を製造したりします。

このトランス脂肪酸を摂取しすぎると、悪玉コレステロールが増えて善玉コレステロールが減ることがあります。そして心臓病リスクをあげます。

トランス脂肪酸にどう気をつけたらいい?

日本人は欧米人ほどトランス脂肪酸を摂取していないので、アメリカのように今すぐ摂取を法律で減らすという必要はありません。よく言われる、健康的な食生活を大幅に逸脱しなければ、特に気にすることはありません

しかしマーガリンとかショートニングを多く含むものをよく食べるという人は注意が必要です。トランス脂肪酸に限らず、食生活を常に偏食にならないように意識する事が大切です。

まとめ

食用オイルは適量の摂取であれば健康的です。よほど品質の悪いものであれば別ですが、食用オイルを摂取して健康リスクが一段とあがるということはありません

トランス脂肪酸には注意が必要ですが、いずれにしても毎日特定のものばかり食べるといった偏った食事をしなければ、極端に心配する事はありません